私たちはシェルターの中に3時間いました。最初は1時間経って、少しドアを開けられたので、新鮮な空気を中に入れることが出来ました。でもその後はずっと閉めっぱなしでした。
作戦指令室にいた司令官に、基地にテロリストが侵入したと一報がありました。その後からずっと銃撃、ヘリコプター、戦車の音がなり響き続けていました。シェルターのドアの鍵が壊れていたので、順番でドアを押さえていました。喉は乾いてはいなかったけど、ただ息苦しかった。
1分もしない内に、女性兵士たちが気を失い始める。たくさんの人たちが誘拐されていることを聞いたみたい。それか携帯の画面を割ってしまったのか?
“非常警報”のサイレン
彼女たちは5時間の勤務も務められないの?私は自分の部屋に戻って、防弾チョッキとヘルメットを取ってきて、彼女たちと任務を交代したいくらいだった。頭が重い。
みんなが祈り始めた。:「イスラエルよ、聞け。主が我らの神。主は御一人。」
ドアを閉めておくのは何のため?軍事基地にテロリストが侵入しているなら抵抗も何もできないやしない。
深呼吸をしよう。今日は安息日だ。
周りのものすべてが燃やされ、今ここに閉じ込められている現実が信じられない。私たちは戦士なのに、これでは檻の中のにわとり同然だ。ここから出られた後に本当のパニックが始まるんだろう。誘拐された人たちや殺された兵士の情報を待ちながら、これが私たちの学校やスカウトの子たちでないことを祈った。
私は気を失わない!
もうすぐ終わる!また銃撃。外では戦いがあり、でも私は中で座っている。
ドアの傍に行ってみた。爆弾の音が聞こえた。戦車だと思う。まだ近くの茂みに彼らはいるのだろうか?「イスラエルよ、聞け。主が我らの神。主は御一人。」
4時間が経った。誘拐された人は35人。Erez(イスラエル南西のキブツ)から兵士二人。
みんなパニックになってきている。まだ外は止まない。息をして。待って。酸素が足りない。5時間経った。
別の二人が気を失った。誰かが床に落ちてた段ボールの切れ端を拾って風をあおごうとしている。私は泣かないように、携帯でくだらないゲームに集中しようとした。両親と話した。頭が痛い。ここにいる他の女兵士を見ない方がいい。今のところ私は生きている。私は生きる!
ある女兵士が吐いた。空気を入れ替えるためにほんの少しの間ドアを開けた。私はネズミになった気分。もう出たい。絶対乗り切る!いつか、この時の経験を語るようになる。そうよ!がんばれ!私は殺された女兵士の二の舞にはならない。私はならない!落ち着いて。息をして。私は自分に言い聞かせた。ドアは数分の間開いていた。
携帯にメッセージがいくつか来て、何とか返信できた。6時間。
私は強い。大丈夫だよ。頭は重い。ドアから光が差し込んでいる限り、外からの空気が入ってきている。床はおしっこだらけだった。
このことが私の精神状態にどれほどの影響を与えるだろうか。。マインドファック(ショックが大き過ぎて頭から離れない経験)
7時間
“非常警報”のサイレン
爆弾。
気がおかしくなりそう。誰かがホットスポットをオンにしたので、家族に生きていることを伝えて、床に戻る。
8時間
外では銃撃や爆弾が続いている。すぐに出れるとは思えない。私は脱水になってきた。
Zikim兵が基地でテロリストを銃撃している。良かった。この状況下であとどれくらい生きていられるだろうか。でも、もうすぐ終わる気がした。でも、どんな終わりになるのかは想像がつかなかった。
9時間
とにかく暑い。ここで死にたくない。もうだめだ。助けが必要。
軍がもうすぐ来てくれる。お願い。早くして。
また外で爆弾。私も段々弱くなってきた。でも気は失わない。“非常警報”のサイレン きっと誰かが助けようとしてくれている。爆発音はとても大きい。
諦めない!
何かが起きようとしている。軍が向かっている。
10時間
軍はまだ向かっている途中。どうしてこんなに時間がかかるの?!
また誰かが気を失った。もう耐えられない。軍は今来なくちゃ。早く私の部屋に連れて行ってもらって新しい制服に着替えて、作戦司令室でシフトを交換をしたい。がんばれ!できる!
11時間
私たちはまだ待ち続けた。軍は、今基地を調べてるので、そのあと私たちを出してくれると言っている。それまでみんなが生きていられるのかわからない。
軍はやっと来た。2名は診察が必要だった。
Aさんは19歳の国境監視員で、イスラエル南部での攻撃から生き残った。